今はまだ存在しない職業に就く時代へ

2011年。アメリカのとある教授が、「2011年にアメリカの小学校に入学した子供たちの65%は、大学卒業後、今は存在していない職業に就く」と予測しました。7歳で入学したとして、大学を卒業するのは22歳の時。つまり、2011年から15年後の2026年には、2011年当時に比べ“65%が新しい世界”になるというのです。

これは何もアメリカに限った話ではありません。日本でも既に、テクノロジーの進歩により、「ホテルの接客をロボットが行う」「クルマの自動運転によりドライバーが不要になる」「小型無人機ドローンで宅配を行う」など“65%が新しい世界”の兆しが見え始めています。

新しい時代に求められる力とは？

“65%が新しい世界”では、過半数を超える人たちが、2011年当時には存在しない職業に就く可能性があります。その“65%の人”は、「新しい産業や事業を生み出す人」「新しい産業や事業を育む人」。そこで求められるのは、知識と知識を組み合わせて新しいサービスやモノを生み出す“発想して、実現する力”。知識を丸暗記して、正解にいち早く辿り着く力とは、全く異なる力なのです。

社会で生きる力を教えられていたい・・・

2026年まで、あと10年。“65%が新しい世界”について、小学校6年生の男子に話をしてみました。

大人:「10年後、キミが大学を卒業する時には、世の中そんなことになっているらしいぞ。どう思う?」

男子:「......。10年後のことを聞かれても......」

大人:「う~ん。じゃあ、今の学校の勉強で大丈夫?」

男子:「ダメ」(即答)

大人:「なんで?」

男子:「だって、そんなこと教えてもらってないし、教えてもらってないから、想像もできない」

“65%が新しい世界” の到来を知っている国も、手をこまねいているわけではありません。大学入試改革を核とした教育改革を行い、“発想して、実現する力”を養う教育の実現に向け、今まさに奮闘しています。

日本の教育改革の恩恵を受けることなく社会へ

しかし、それも道半ば。残念ながら、現在の高校生は教育改革後の新しい教育の恩恵を受けることなく、“65%が新しい世界” へ対応する術も持たず、10年後を迎えなければならないのです。

誰かが立ち上がらなければ。私たちが、国に先駆けて、高校生対象の教育プロジェクト、「未来のチカラを身につける大学受験プログラム」を始めることにした大きな理由は、実はそこにあります。

小学校6年生の男子が言いました。「教えてもらってないから」と。これには、救いのヒントがあります。来るべき未来を知る大人が、その様子を伝え、未来で必要とされる力は何か?を教えれば、子どもだって対応できる力を身につけられるのだ、と。

”新しい世界”に対応できる力と志望校合格を

だからこそ、“発想して、実現する力” を養う教育を核とした新しい受験対策を開発したのです。私たちは教育プロジェクトを通じて、発想する力、情報を扱う力、実現する力を養います。そして “65%が新しい世界” に対応できる力と志望校合格というふたつを手にできるよう指導します。

10年後は待ったなしにやってくる。

大人にも、子どもにも。そして高校生のキミにも。