私たちの教育コンセプトを実現するには、その「学びの場」、すなわち空間デザインがとても重要になってきます。子どもたちが、楽しみながら学びを深めていける環境を実現するため、脳科学の要素をふんだんに取り入れました。また、それぞれが自分の個性にあった学習スタイルを実践できる工夫も随所に散りばめました。
まず、入った瞬間にリラックスできて楽しいと思える空間にするため、色合いや質感を意識しました。たとえば、手前から奥に向かって木目からタイルカーペットに変わる床の質感は、緊張感を安心感に変化させることができます。そして、床や壁に色味を加えることで、ワクワク感や楽しいという気持ちを刺激します。ただ、集中の妨げにならないよう、デスクのトーンや色味は抑え、学習中に視界に入るカラーを減らすという工夫も。
また、集団学習や自己学習ができるテーブルには、アルファベットのPの形だったり、六角形だったり、つながりを感じつつも、自分のスペースをしっかり確保できるようにしています。
一人で黙々と学びたいときは、仕切られた個別学習スペースも。さらに、教室内に思考力や集中力を高めるような音楽をかけることで、聴覚にもアプローチしていきます。
このように、周辺環境を整え、子どもたちのさまざまな感覚を刺激することで、脳が活発に働きはじめ、論理的で合理的な爬虫類脳である左脳と創造的で直感的な哺乳類脳である右脳とがしっかり統合され、より深く本質的な学びを実現できるのです。
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